●皆さんのなかには、買ったばかりの頃はとても良く効くスタッドレスタイヤだったのに一年、二年たったらまるで効かないタイヤになってしまった、という経験をお持ちの方がいらっしゃると思います。なぜこのような現象がおきるのかというと、先程もご紹介したタイヤに含まれるオイル成分が時間とともに蒸発してコンパウンドが硬くなってしまうからなんです。
ところが、ブリヂストンのブリザックに採用されている発砲ゴムだけは、気泡が多い為硬くなりにくくオイルを多用してコンパウンドを柔らかくする必要がないので、少なくとも5年は初期の頃の柔らかさを保っています。(何だかブリザックのヨイショばかりしてるみたいですね。)
こういったスタッドレスタイヤを上手に使用するためには、シーズンオフの時には外に野ざらしにしたりせず、ビニールや市販のタイヤカバーをかぶせて、出来れば日の当たらない涼しい場所に保管していただきたいと思います。
とにかく溝がまだたくさん残っていても、古そうなスタッドレスタイヤをもらったりした時はセリアルナンバー(製造番号)と確かめるなどしてまだスタッドレスタイヤとして使えるのかどうか確認した上でご使用下さい。
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