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スタッドレスタイヤは高速走行でフワフワするのはなぜ？

●非降雪地方に住んでいる皆さんのなかには高速道路を使ってスキーやスノーボードをしに行かれる方が結構いらっしゃいます。何を隠そう、私もその中の一人で、以前はよく友人達と朝早く（３時とか４時頃）出発して日帰りでスキーに行ったものです。

　 そんな時チェーン規制があることも考えて、愛車にはスタッドレスタイヤを装着して行くのですが（もちろんチェーンも持っていきますけど）、他の人達も同じ行動パターンなのでしょう、我先にスキー場に着きたいが為に物凄いスピードですっ飛んで行きます。そんな人達を横目で見ながら、「あ〜ぁ、あんなスピード出してイザという時ちゃんと止まれるんかいな？」と思う事がしばしばありました。

と言うのも、スタッドレスタイヤは元々高速走行には不向きな構造になっているからなんです。これは「スタッドレスタイヤは万能ではない」のコーナーでも触れましたが、どこのメーカーのスタッドレスタイヤも、雪面をしっかり捕らえられるようにしなやかな土台、つまりスピードレンジで言うところのＱＲ（１６０ｋｍ／ｈまで）を使用しています。（注；種類によってはＳＲを採用しているメーカーもあります）

ですから、高速道路でかなりスピードを出すとフワフワして微妙なコントロールが効かない時があるんです。大変危険ですからスタッドレスタイヤを装着している時はスピードの出しすぎに充分注意して下さい。