●意外と皆さん頭をかかえているのがこの空気圧調整のやり方(もしくは管理法)ではないでしょうか?ではまず、空気圧調整の一般的なやり方を国産車で使われている空気圧の単位(kgf/cm2)を用いてご紹介しましょう。 このkgf/cm2とは、1平方センチあたりに何kgの圧力がかかるか、を表わしたものです。
国産車の場合、運転席側のドアを開けますと、運転席の程近い所にシールが貼ってあります。大抵の場合、そこにそのクルマの適正空気圧が表示してあります。ただし注意していただきたいのは、この数値は実際に使用される時の適正空気圧であるということです。
一般的にタイヤの空気圧というのは一ヶ月に約0.1kgf/cm2減少するといわれています(実際にはタイヤサイズやその時の気温等によって減少する量が変わります)。そのため当店では新品タイヤをお買い上げいただいた方に「一ヶ月無料点検レター」をお出しして、ナットの締め増し、空気圧調整などを呼びかけております。
ですから新品タイヤに交換した時には若干多め(0.1〜0.2kgf/cm2ぐらい)に調整しています。それからアルミホイール等に交換されてインチアップされている方(偏平率が55以下のタイヤを使用されている方)は、標準サイズの 3割程多めに調整して下さい。最近、この偏平率が55以下のタイヤ (ロープロタイヤ)の空気圧不足による事故が増えています。 是非、こまめな点検を心がけて下さい。