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レインフォースドタイヤ について

●レインフォースドタイヤというのは、ロープロタイヤの(扁平率が55以下のタイヤ)サイド部の構造を強化してロードインデックス(加重指数)を上げたタイヤのことで、元々はヨーロッパのタイヤ規格(ETRTO)に基づいた構造のタイヤです。

近年増加し続けているロープロタイヤですが、外径が同じサイズのものでも扁平率が低くなるとロードインデックスは下がっていました。例えば、195/65R15 91Hというタイヤを215/45R17にインチアップした場合、ロードインデックスは87Yと、速度記号は上がっているのに加重指数は下がっています。(標準のロープロタイヤの場合、カタログには表示されていません。)

何故か、といえば当たり前なのですが、扁平率が下がると接地面積は広がりますがその分タイヤを支える部分は低く、従来であれば10センチあったものが5センチ、4センチになったらその分負荷がかかるのは当然です。バネで考えれば、同じ重さのものを10センチあるバネと5センチのバネで支えなければならない時、短い方は長さが変えられないのならバネ自体を強化しなくては耐えきれませんので、それと同じ事です。

将来的には、ロープロタイヤはすべて強化構造のタイヤになるのでしょうが、近年急激に扁平率低下とリム経大型化が進んだので、タイヤメーカーもロープロに関する規格を曖昧にしていたので、欧州の出方にあわてたのでしょうか。


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