●ランフラットタイヤとは、タイヤ内の空気圧が0(ゼロ)になってもある程度の距離を走行できるタイヤで、90%以上が使用されることのないまま廃棄されるスペアタイヤを減らすことにも寄与している画期的なタイヤだということで最近ようやく普及してきましたが、実際の管理は通常のタイヤに比べてかなり大変です。
まず、驚いたのはパンク修理が不可だということ。ただし条件があって、タイヤの内圧が100kpa以下になる前にタイヤに刺さった異物が発見できれば修理可能とのことですが、実際には空気が抜けて初めてパンクだと気付くのですから、これは無理な話だと思います。また、パンクしていなくても自然に内圧が100kpaまで下がったまま走行した場合、サイド部の補強ゴムに負荷がかかってしまうので、これまた使用不可だとの事。(タイヤ内部に細かいしわが出来てしまうのが目印だそうです)しかも通常の同サイズのタイヤに比べると2倍近い価格になりますので、釘踏んでパンクしたくらいなら修理して使いたいところですよね。
ということは、ランフラットタイヤを使用している方は常に空気圧が適正に保たれているかどうかを気にしながら乗るか、もしくは一度パンクしたらそのタイヤは修理できない、新しいものに交換すると割り切って乗るかですけど、お客様にはもっとパンクしてしまったら二度と使えないタイヤだということをアピールすべきだと思います。