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タイヤはどうやって作られるのか

●タイヤは各メーカーの工場で作られている訳ですが、どんなふうに作られているのかちょっとご紹介してみましょう。

まず、混合工程で原料となる天然ゴム、合成ゴム、亜鉛華、カーボンブラック、配合剤その他が混合機のなかで よーく混ぜられた後、ロール機で一枚のゴム板として練り上げられ、トレッド部として使用するために各サイズごとの大きさにカットされて出てきます。

次に部材加工工程でタイヤの骨格になるカーカス部、これを補強するベルト、そしてビード部が各パートごとに作られます。カーカスベルトは機織りのように素材が編み込まれ、さらに特殊ゴムが貼り付けられて、各サイズごとの大きさにカットされて出てきます。

そして成型工程でそれぞれ出来上がった各パーツ(トレッド・ベルト&カーカス・ビード)を成型機で1本のタイヤの形に組み上げられます。この成型されたタイヤの原形は生タイヤと呼ばれています。

で、これで出来上がりではなく、この生タイヤを加硫工程で金型に入れて、熱と圧力をかけていわゆる蒸し焼きのようにする訳です。こうする事によってタイヤに強度が生まれ、ここでタイヤはほぼ完成します。そして最後に検査工程であらゆる厳しいチェックがなされ、OKを出されたタイヤだけが市場に出てくる、という訳です。

たった1本のタイヤを作るにもこれだけの設備と費用が必要なことがご理解いただけましたでしょうか?ですからタイヤは良いものほど価格が高いんです。安売り店で買われる方、いくら見た目が同じでも中身は全然違いますから
お気を付け下さいね。


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