●当店にパンク修理のため訪れる方はたくさんいらっしゃいますが、タイヤがパンクする原因というのは必ずしも同じというわけではありません。参考の為にちょっといくつかご紹介したいと思います。
まず、タイヤに異物がささって空気が抜ける場合。やはりこれが一番多いですね。多いのは釘、針金、鉄屑で、変わったものになると工具(ドライバー・ペンチ・カッターなど)、木の枝、つまようじなどがささってパンクしたものもありました。
次に、タイヤは何ともないのに空気が抜ける場合というのがありますが、これらの原因はリムからのエアー漏れ、バルブ及びバルブコアからのエアー漏れ、そしてあってはならない事ですが、ホイール自体からのエアー漏れというものがあります。
リムから空気が漏れる原因として考えられるのは、タイヤを組んだ時リムを切ってしまった場合や、異物が挟まってる場合、そしてホイールが腐食している場合などが挙げられます。この様なパンクは普通のタイヤショップでタイヤを交換していればまず起こる事はないと思います。
また、最近はリムに貼られたバーコードシールが原因で何件かエアー漏れが報告されています。特に市販のスチールホイールなどのリムの形状がタイヤとマッチしない場合に多いですね。メーカーにも再三苦情を言っているのですが、今の所聞き入れられた様子はありません。仕方ないので、当店では自衛策としてバーコードシールの部分に打ち込み式のバランスウェイトが行かないようにマークをしたり、特殊な接着剤を使用してエアー漏れを防いでいます。
バルブ及びバルブコアからのエアー漏れも、タイヤ交換の際や空気圧点検の時にきちんと確認されていれば滅多にありません。タイヤというのは、何でもなくても自然に空気圧が下がってしまいますから、パンクと間違えないように、普段からタイヤの空気圧点検を心がけたいものです。