一般的にタイヤの寿命というと、スリップサイン(写真1)がタイヤの溝に露出すると残り溝が1.6mm以下になり、使用不可になります。これは残り溝がこの数値以下になると制動力が極端に低くなり、大変危険だからなのですが、タイヤが磨耗していなくても古くなってタイヤの表面や溝にひび割れが出来ている時はやはり危険です。このようなひび割れは走行時に遠心力でタイヤが膨らみ、ひび割れの大きさが約2倍になると言われています。
それから、特殊な例ですが、タイヤの側面(サイドウォール部)を損傷してミミズ腫れのような傷(写真2)が出来ている時や、セパレーションを起こしているタイヤ(写真3)も、高速走行時にバースト(破裂)する恐れがあるので、早めの交換をお勧めします。
(写真1)
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(写真2)
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(写真3)
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